戦争・軍事 |中南米

海を越えた北朝鮮式軍事教育課程




サンディニスタ革命政権時代のニカラグア軍。
APAN軍事学校は、北朝鮮軍事顧問による指導科目もある軍事学校。

北朝鮮教官に指導された兵隊の特徴は、この匍匐姿勢。
銃を絶対に地面に触れさせないよう匍匐前進させるのは、ニカラグアでは、この
北朝鮮軍事学校だけ。
なにしろ、北朝鮮の教官は、銃の扱いにはシビアだった。旧日本軍並みである。

銃口をやや上向きにして、銃口から泥などの異物が入らないようにする態勢が身
につくまでやらされる。
銃床も太ももの上に乗せて、地面には触れさせない。
実戦では、ここまでやってられないのだが、やはり、北朝鮮人学校を出た兵隊に
は、銃を汚さない意識が徹底していてなかなか評判良いと、実戦部隊高級将校か
らは評価されていた。

銃を太ももの上に乗せて、銃口から異物が入らないように指で塞ぐ。
これは、夜襲のフォーメーション訓練の中のヒトコマだが、第4段階を追えて、
かなり良い動きになってきといる。
マガジン(弾倉)の交換も、銃とマガジンを地面に触れさせないように行う。
北朝鮮教官からは「カラシニコフは少々のことでは故障しないというのは嘘であ
る。たとえ、カラシニコフといえど、銃には細心の注意をもって扱うこと」と徹
底指導。
教官たちと。
外国人で顔を隠さないでいいのは、カトケンだけ。
それは、カトケンだけがふざけた偽者だから・・・。
だって、戦争なんてまじめに本気でなんかやってらんないじゃん。
あまりマジにやりすぎると危ないんだから。

続く