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歩哨立哨中に夜間になった、実戦の場合は着剣しなければならないのだが訓練 では危険なので禁止されている、もちろん刃は入っていないし黒く塗られている。 私は敢えて着剣して歩哨に立った、米兵に誰何すると恐怖で怯えていた。日本兵 の銃剣した姿は怖くなくてはさまにならない、敢えて目付きを鋭くし突きかかる ような気迫を見せた。 そんなことがあったのも米兵になめられないためである。 こんなことがあった、日米共同で歩哨に立った時、お互いの小銃を見せ合った。 |
すると米兵が私の64式小銃の弾倉と銃の握把に紐が結ばれているので、「これ は何か?」と質問して来た、脱落防止の紐である。恥ずかしいので質問が分から ないフリをした、小銃にはビニールテープで脱落防止をしていたし困った、こん な軍用銃は世界でも珍しいだろう。 部品が落ちる程部品が多く、分解結合が面倒な小銃は実戦で使えるのか?。弾倉 を外した空包も何も装填されていない、質問されたが無視した。 だから弾が無くても恐ろしい日本兵を演出する必要があったのだ。 神博行による、このような自衛隊内でのズッコケ青春記録がいっぱい掲載されて る「新・裸の自衛隊」 |
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