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インド洋海自給油支援の貢献度





  (防衛ハンドブック2007)より。

日本の海上自衛隊が持つ補給艦(洋上給油のできる船)は5隻。
補給艦の大きさは、排水量8,150〜13,500トン。

テロ特措法では、この中から、1〜2隻ずつがインド洋に派遣されて、
米軍主導艦隊コアリションフォースに給油支援している。


では、日本が一生懸命、給油して助けてあげてる米海軍の
補給艦に相当する艦艇を見てみよう。

以下(アメリカ海軍ハンドブック改訂第2版)より
高速戦闘支援艦「サプライ」級。
排水量49,000トン×4隻。

日本の1万トン前後の補給艦に比べると、米軍のほうは4万9千とはデカイ。
高速支援艦「サクラメント」級。
排水量51,400〜53,600トン×4隻。

やはり、米国はデカイ。こっちは5万トン超え。

この2種類の高速戦闘支援艦の能力だけで、
日本の支援量の約40倍になる。

そして、米海軍には、まだまだある。
給油艦「シマロン」級×5隻

米軍の持つ最も小さい補給艦だが、排水量37,870トン。
海上自衛隊の最大艦の3倍弱だ。
給油艦「ヘンリー J.カイザー」級×13隻
排水量40,700トン。

なんと、これは、13隻も持ってる。

満載排水量か基準排水量かなど、数値比較する上での違いはあるが、
海上自衛隊が貢献している給油量は、米軍の持つ給油能力の1パーセントにも満
たない。
そりゃ1パーセントだって、タダでくれるんなら、お礼くらい言いますよ。

でも、その1パーセントのために、たった5隻しかない海上自衛隊の補給艦は、
インド洋派遣、国内任務、訓練、ドッグ入りなどローテーション、すっごく大変
なのだそうです。53隻もある戦闘艦(護衛艦)には、ほとんど出番がないんだ
けど、補給艦さんは、もう大変。でも、日本の補給艦1隻の能力は、米軍の1隻
の4分の1か、5分の1か、それ未満・・・・・・。