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テロ対策特措法インド洋派遣の成果




これは、海上自衛隊幕僚監部防衛部が、2006年9月に公開した資料である。
コアリションとは、米軍を主力としインド洋に展開する多国籍海軍の総称。

海上自衛隊が護衛艦と補給艦、2〜4隻を派遣し、米国を中心とする12カ国以上の
海軍が5年間弱のあいだにあげた軍事的成果である。
小銃535丁、軽機関銃7丁、重機関銃2丁は多い成果とみるか?
小銃機関銃の弾薬12,084発は多いとみるか?
100人くらいの人間で手で持ち運びできる量である。
5年間弱の軍事作戦の成果である。
(真珠湾奇襲から大日本帝国降伏までは、3年8ヶ月強)

しかも、テロの主力兵器である、爆弾、爆薬類、地雷、ロケット砲、迫撃砲、携
帯式ミサイル、などは、1つも摘発されていない。

東長崎機関としては、
5年間も、インド洋の広い範囲で臨検やってれば、これくらいの数の武器と出
会って当然とみる。米空母やイージス艦などまで投入して5年かけて、この成
果って、
さびしくないっ?  麻薬6.8トンというのが武器全部よりも重い気もする・・。

この資料を公開したことによって、対テロ・インド洋作戦が、
軍事的にまったく効果ナシであったことが示された。
この5年間で、アフガン、パキスタン等でのテロが減ったという気もしないし。

海上自衛隊がこの寂しい戦果を公開した意図は?
労多くして成果ナシのインド洋派遣なんて、はやいところ中断してほしいから?
いえいえ、公式の場では、海上自衛官はそんなことは言ってません。

でも、「海上自衛隊には、ただでさえ少ない補給艦。その補給艦に派遣任務が集
中しているので、・・・・。補給艦乗組員に負担が偏重し・・・」
という声は公式の場でもよく聞かれた。