戦争・軍事 |中南米

落とし穴に注意




左側に手が写ってるから、大きさだいたいわかるね。
小さめの落とし穴です。
もちろん、この上に草とか置いてカムフラージュします。
これは、カムフラージュ半分の状態。

穴の底に置いてある木の上には、五寸釘が上向きに立ってるのが見えるかな。
こちら、カムフラージュ全部はずした状態。
「穴に足を突っ込まないようにね」という市民への軍事講座ではなく、
落とし穴の作り方講座だ。

雨季には、穴が豪雨で埋まってしまうことがあるので、ちゃんと木の枠組みも作
りましょう。縁の木からは下向き内向きに五寸釘が打たれてる。これは、穴に踏
み込んだ足を引き抜くときに刺さるようにしてある。

穴の深さは、体重がちゃんと乗って落ちるくらいの深さが求められるが、深すぎ
ると敵兵は座り込むことによって足が五寸釘まで到達しない。よって約30セン
チと指導される。

ニカラグアで1980年代は日常だった「市民のための軍事演習」でした。

年に1度の「市民のための軍事演習」は3日間連続で行われた。
「市民のための射撃訓練」は年間随時で行われていた。
では、そんなブービートラップ地帯を歩くときの注意は?
一列縦隊。前の兵士が穴に足を踏み込んで前のめりになりそうになったら、後ろ
の兵士が支えて、穴落ちを防止すること。
まず、つま先で探りを入れる。
けっして、ぺたぺたと歩かないこと。
地盤の安全が確認されるまで、前足には体重を乗せないこと。

続く