戦争・軍事 |東ヨーロッパ

BM−21・ロケット弾攻撃



ボスニア北東部ブルチコ戦線。
1992年11月末。

 ボスニアのクロアチア人部隊(HVO)の122ミリロケット弾が前方の樹林
帯に着弾。40連装ロケットランチャーBM−21から発射された2発の着弾
シーンである。

 着弾の火を見てからシャッターを押してしまったので、コンマ数秒遅れてしま
い、白煙しか写ってない。ノーファインダー撮影で画角に入ってたってことでヨ
シとしとこうか。

 射撃音から推測して9発が連射されたわけだが、精度の低いBM−21の着弾
は、かなりバラバラ(最大で600メートルくらい離れてた)に散ってしまい、
「なるほど、ロシア製ロケット弾の精度ってこんなもんね」ということを実感。
もっと精度良く集中して着弾してくれないと迫力ある写真が撮れないじゃないで
すかねぇ。

射撃距離は最大でも8キロメートルだと思うので、8キロで600メートルの散
りは、かなりひどいで。ちなみに、陸上自衛隊の155ミリ榴弾砲FH−70
は、15キロメートルの射撃距離で50メートル以内の誤差だったか。