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ここで、自衛官に話を訊くコツの一部を紹介しよう。 今回、千歳基地のイベントが終わると一斉に車が出るので大渋滞となった。 2時間くらい待たされた。そんなときに、交通整理していた2曹の隊員と会話し た。まず話の糸口は旨についてする賞詞だった。外国や旧軍なら略授だが、勲章 や記章ではない自衛隊独自のものなので間違えないように。 コレを見ると、勤続年数が10年以上なのか25年以上なのかもわかるし、海外 勤務経験があるのかないのか、国際貢献やPKOに派遣されたのかも一目瞭然で わかるようになっている。 で、その2曹は、国際貢献に最低でも 3回出ていることがわかったので質問し てみた。ちなみに2回なら賞詞のも真ん中に銀の桜、3回なら金の桜がつく。彼 のには金の桜がついていたのだ。 |
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「PKOに3回も派遣されたの?」と訊くと驚いて 「なぜ、わかるんですか?」と。 「元自衛官だから賞詞を見ればわかるよと答えると安心して 「イラクへ3回行きました」と答えた。 「3回も?」と言うと 「陸上自衛隊は3ヶ月行って1回ですけど、航空自衛隊は1回行って帰ってくれ ば1回なので、ワリがいいんです」と。 「海外訓練もずいぶん参加しているね」と訊くと 「元はペトリオット部隊に居たのでアメリカで訓練してきたので」とのこと。 自衛隊の制服には賞詞だけでなく、記章、階級章、所属部隊や隊員の名前もある ので情報の宝庫だ。ただし陸海空で賞詞の意味が多少違うのでその違いを訊くの も楽しみの一つだし、会話の糸口になる。 がんばって勉強しよう。 |
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