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古き良き共産軍・アルバニア軍

(イラク占領軍シリーズ11)


「いかにも共産軍」という軍服に襟章だが、幸せそうだね。
アルバニア軍砲兵隊は牧歌的で嬉しそう。
これらのアルバニア軍撮影は、鎖国の解けた直後の1992年4月。
「アルバニアは自由の国になった。何でも自由に撮っていいよ。日本もアルバニ
アなに負けないくらい自由に写真撮れるか?」と訊いてきた。
日本って、店内内装とか工場設備とか、意外と撮影禁止が多い国だよね。
明るいアルバニア兵は、ソ連製85ミリ砲D44の部隊である。
指揮官が笑いをこらえて写真に写ってる。
これがアルバニアの防衛ライン。
首都ティラナの東側には、トーチカ群が広がっていた。
これも、昔の正しい防衛ラインって感じでいいね。
郊外に作ってあったトーチカ群のところに新興アパート群が立ってきて、アパー
トのすぐ横にトーチカがあるという形になっちゃってる。
牧歌的なアルバニア軍だが、レーダーだって持ってるよ。
兵士が持つのは、ソ連製AKS47だ。
鎖国時代のアルバニアっていうと中国がお友達というイメージだったけど、武器
はソ連製なんだね。
85ミリ砲D44に小型エンジンを載せて自走できるようにしたSD44。
このSD44ですら、旧式すぎてロシア軍では退役へと向かっている代物。
アルバニアでD44を見れたのは、マニア的には貴重だった。

これは、ソ連軍空挺部隊の扱うSD44。


最大射程:約16キロメートル、榴弾砲としてばかりでなく対戦車砲としても使
用でき、装甲貫徹力は1000メートル先で130ミリ厚。